大腸内視鏡検査

大腸内視鏡検査は盲腸から直腸まで大腸を全長にわたり観察する検査で、大腸の病気の診断と治療に必要な検査です。
一般に大腸検査は痛くてつらい検査だと思われているようですが、当院では鎮静剤(点滴で薬を落とす)を使用し楽に検査を受けられるように工夫しております。
安心して検査をお受けください。約10分から15分で終了します。
万一、検査中にポリープなどを認めた場合はその場で後述(*)のポリープを切除して治療も行います。
この場合は10分から15分余分にかかります。
炎症や潰瘍などを認めた場合は組織を採取して顕微鏡検査に提出することがあります。
なお当クリニックでは患者さんの負担を軽減するため、検査前後日の入院を不要とする「日帰り検査・日帰り手術」を採用しておりますので、検査前の処置・検査・結果の説明を含め、すべてを1日で済ませることが可能です。
(但しポリープが大きい場合や開腹手術が必要な場合は入院をお勧めする場合がございます。)

検査後、約1時間ほどお休みいただいた後に検査結果をご説明いたします。
鎮静剤は血中半減期が12~24時間と長いものがほとんどですので、鎮静剤を使用した検査後はたとえ1~2時間休んでも車の運転は極めて危険です。
当院では鎮静剤使用後のお車の運転は禁止させていただいておりますのでご了承ください。
ポリープを切除された方は後日、顕微鏡検査の結果説明を致します。

(*)内視鏡的ポリープ切除術(日帰り内視鏡手術)について
大腸にできるポリープは一部の過形成性ポリープを除き、徐々に増大し発生から数年で約10mm、さらに数年で20mm程度の大きさに育ちます。
胃のポリープと異なり、大腸ポリープは10mmのもので数%、20mmになると10~20%はがん化していますので、早期切除が必須です。
5mm以上のもは切除した方が無難です。当院では大腸検査の際にポリープを認めた場合、可能な限り内視鏡的に切除いたします。

手順

方法は、ポリープの基部に電気の通電するスネアワイヤーをかけ、次にワイヤーを絞り、高周波電流を通電して切除します。
ポリープの形態によっては、内視鏡注射針を用いて粘膜下層に生理食塩水を注入して充分に盛り上げてから、スネアワイヤーをかけた後に切除しています(粘膜切除術)。
切除時には痛みは全くありません。
この際、出血や穿孔には出来る限り注意して行います。

ほかにポリープが小さい場合は特殊な鉗子やワイヤーで電気を通さずに切除する場合もあります。
切除で出来た穴は医療用クリップで内視鏡的に閉じます。
約2週間で自然に治癒しますが、術後の出血などがないように手術後から若干の食事制限や運動制限を致します。

*手術給付金について:
内視鏡的ポリープ切除術は”検査“ではなく”手術“ですので、生命保険にご加入の方は手術給付金を請求できる場合があります。
(ご加入の保険により異なります。)
詳細はご加入の保険会社にお問い合わせいただき、必要な書類を取り寄せていただければ手術診断書を発行いたします。

注意
  • 大腸検査食は5日前までに取りに来てください。
  • 検査前日の食事は20時までに済ませてください。
  • 下剤服用後は水など水分を500ml以上飲水してください。
  • 検査当日の食事は抜いてください。水やお茶は一杯位はOKです。
  • インスリン注射やアスピリン(血液をサラサラにする薬)を服用している場合は、医師と相談を行い検査となります。

大腸内視鏡検査 料金表

項目(自己負担分) (1割) (3割)
初診など 640円 1,920円
再診料+大腸検査のみ 2,240円 6,720円
再診料+大腸検査+病理検査(1ケ~3ケ) 3,570円~5,910円 10,700円~17,720円
再診料+大腸検査+ポリープ切除手術(1ケ~3ケ)+病理検査(1ケ~3ケ) 6,710円~8,430円 20,120円~25,280円

*ポリープが大きい場合は若干変動します。

経鼻内視鏡・大腸内視鏡予約受付中
胸やけ、げっぷ、呑酸(どんさん:すっぱい液体が胃から口中にこみ上げること)とそれによる喉痛、から咳などの症状がある方にはぜひ一度胃カメラ(胃内視鏡検査)をオススメします。今増加している逆流性食道炎の可能性があります。 

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